「スタンフォード・プチ留学プログラム」報告レポート!
2025年3月に、当社独自のさながらスタンフォードに留学したような学び・体験・気づきが得られる、スタンフォード・プチ留学プログラムを実施しました!
■Day 0



実際の留学同様、各自でパスポート・航空券を手配!(Zipair・運営サポートあり)
空港で皆で待ち合わせして出発です。
どんな出会い・経験が待っているのか!?
初めての海外、初めてのシリコンバレーへ、いざ出発!
※以下、Day 1~5のプログラム内容で、【コア】と記載があるのは、必ず受講して頂く必須授業です(講義・ワークショップ・アクティビティを織り交ぜた内容)。その他の訪問先やインタビュー相手については、参加学生の関心や興味に応じてカスタムアレンジ致します(今回は、「教育」と「起業」が主テーマ)。
■Day 1



午前:Stanford Bing Nursery訪問
午後①:【コア】心の源泉発見ワークショップ
午後②:Stanford卒業生の講話
まずは、Stanford Bing Nursery School(幼稚園)を訪問。
幼稚園とは思えない広いスペースで子供達が思い思いに過ごしていました。
この場所ではこの先生がアート、この場所ではこの先生が本の読み聞かせ、
という様に、エリア毎に先生が別々のテーマで子供達に接していて、
決められたカリキュラムはなく、
子供達は自由に好きなタイミングで好きなことができる。
まるで大学の選択科目を自分で選ぶようなスタイルが印象的でした。
午後はAlumni Centerでワークショップ。
自分の本当にやりたいこと、その根源は何なのかを探りました。
各人、時に涙をしながら心の深層に触れ、
今までにない深い自己理解を得て、普段はなかなか口に出来ない、
「本当はやりたいと思っていること」を言語化しました。
その後、スタンフォード・ビジネススクールを卒業し、
環境関連のスタートアップ就職・起業準備をしている方のお話を聞きました。
彼の人生のモットーは「正直であれ "Be honest to yourself."」。
どうして環境系の道に進んだのか、彼のモチベーションの源泉は何なのか、
示唆に富む話をたくさん聞きました。
Stanfordの教育環境に触れ、自分の真相に迫り、英語で人生訓を学ぶ、
初日から学びに溢れた日になりました!
■Day 2



午前:【コア】心のブレーキ解除ワークショップ
午後①:Stanford教育大学院での講義
午後②:Japan Innovation Campus訪問
二日目もスタンフォードに訪問。
昨日のワークで本当の思いを探り、今朝はその想いを行動に移す時に生じる
マインドブロック(心のブレーキ)を理解すると共に、
どうやったら外せるか、どうすれば挑戦・行動できるようになるかを学びました。
午後は、スタンフォードの教育大学院で研究をされている方から、
熱のこもったレクチャーを受け、最先端の学習方法について学びました。
早速マインドブロックを外して、英語が苦手ながらに質問していました!
夕方には、経産省の在シリコンバレーのイノベーションハブである
Japan Innvocation Campusでのセミナーイベントに参加。
現地の一流のベンチャー・キャピタリストの対談を聞くきました。
ここでもマインドブロックを外して積極的に大物にインタビュー!
拙い英語でも、その真剣さが伝わったのか、英語力など全然気にせず、
真剣に回答・アドバイスをしてもらえて、大きな学びと自信が得られました!
二日間もスタンフォード・シリコンバレーで、自分の本当の思いに迫りながら、
自分の人生のテーマに向かって挑戦を続ける人達の話を聞き、
自分自身も挑戦をすることで、学生達の心がかなり動いてきたのが実感できます。
■Day 3



午前:Emerson Montessori訪問
午後①:【コア】Design Your Life ワークショップ
午後②:教育✕AIスタートアップの起業家講演
3日目の午前は、スタンフォード・ビジネススクールを卒業後、
モンテッソーリ教育を基盤にした学校を設立した方から
人が育つ環境・考え方・経営方針について伺いました。
30年以上、今でも子供達に向き合って授業をしていて、
訪問した我々にも熱のある話をして頂きました。
目の前の相手に熱意を持って接することの大切を実感!
午後は、この日もスタンフォードへ。
3日連続で来ているので、もうスタンフォードに通学している気分♪
Day 1に自分の本音の源泉に迫るワークショップ、
Day 2に自分の心のブレークを外すワークショップを実施し、
一人一人前向きなエネルギーが高まったところで
この日は、今後の自分の道・選択肢を考えるワークショップ。
Design Thinking(デザイン思考)を人生設計に当てはめた
Design Your Lifeワークショップを受けました!
本当に向かいたい道は一番チャレンジングな道、
その道に向けての一番大切な第一歩を自分で導きだしました。
夕方は、AIを使った教育事業を展開しているスタートアップ創業者の講演。
3日間で自身を高めている学生達にもう怖いものがない。
急激に英語力が上達した訳ではないのに、
皆で一番前に陣取って誰よりも真剣に話を聞き、どんどん質問する!
スタンフォードの学生に交じって堂々と質問していて、
もうスタンフォード生と変わらないマインドになってきました!
■Day 4



前日:【コア】スタンフォード大人気授業の模擬体験
午後①:Googleオフィス見学
午後2:ソーシャルディナー
3日目の晩に、みんなでスタンフォードの学食で
学生達に交じって夕食を取ったあと、宿泊先に戻って
スタンフォード・ビジネススクールの名物授業
Touchy Feelyのやり方を取り入れたグループワークを実施。
各自が、普段は誰にも言えない悩みや不安を、
そう感じるきっかけとなった実体験を共有しながら、
自分自身の理解・相手の理解を深めました。
涙無くしては話せない話をしながら寄り添い合い、
自分の心を開いていくことで、心のつっかえが取れ、
3日間で見えてきた自分が目指したい方向・進路に進もう!
というポジティブな力を得る、特別な経験になりました!
午後は、Googleオフィスに訪問。
普段はなかなか入れないGoogle本社を案内して頂くという
貴重な経験が出来ました!
広大なスペースで自由な雰囲気があるオフィス空間は、
変な緊張感や妙なプレッシャーがなくリラックスでき、
空間設計の大切さを実感。
夕方には、ゲストを招いてのソーシャルディナーを開催。
留学に行けば初めて出会った人と英語で交流する機会が当然ありますが、
AI研究&起業家、教育スタートアップ実践者などと実践的な経験が出来ました。
みんなガンガン質問・会話していて4日間の成長が見られました!
■Day 5



午前:国定公園Well-Being体験
午後①:スタンフォード野球観戦
午後②:【コア】1週間の振返りワーク
ここまで4日間、たっぷりと「オンキャンパス」での
スタンフォード留学体験をしてもらいましたが、
今日は「オフキャンパス」の留学体験。
午前は、Muir Woods国定公園を訪問。
レッドウッド(セコイアスギ)の静かな森の中で、
一週間の学びや気づきを振り返りながら歩き、
帰国後どうして行きたいかを自分に落とし込みました。
午後は、スタンフォードのスタジアムで野球観戦。
メジャーで活躍する大谷翔平と同じ花巻東高校の出身で、
高校卒業後、スタンフォードに入学してメジャーリーグを
目指している佐々木麟太郎選手の応援をして来ました!
1年生から4番ファーストで存在感を放っていて、
地元のファンからも一際大きい声援が送られていました!
夜戻ってから、改めて一週間を振り替えり、記録。
自分がどう成長・変化したか、
何を感じ、どういう道に進みたいと感じたか、
自分にとって何が最も大切なんだと感じたか、
この一週間、本気で自分に向き合ったことによる学び・気づきが、
帰国後も振り返り心を新たに進む「人生の指針」となるはずです。
また、一週間共に過ごし、共に様々に学び合い、刺激し合った
仲間同士で、非常に強い心の絆が生まれました。
最後に、それぞれが一人一人に感謝のメッセージを送り合いました。
本当に心が温かくなる週間でした。
この一週間で、スタンフォードの学生が持つ
メンタリティー・マインドを、知識として学ぶだけでなく、
様々なワークショップ・アクティビティ・体験を通じて実践し、
体感を伴う実践的な力として身につけることが出来たのではないかと思います。
■Extra Day(プログラム外・自由観光日)



午前:カフェでブランチ
午後:サンフランシスコ観光(Waymo自動運転体験)
夕方:Pier 39で食事(クラムチャウダー)
プログラム修了後の土曜日は自由行動(帰国は日曜日)。
おしゃれなカフェでちょっと遅めのブランチを堪能。
西海岸の穏やかな気候・雰囲気の中での食事は最高!
そこからサンフランシスコに移動して、
市内ではWaymoに乗って自動運転タクシーを体験!
下手に遊園地のアトラクションに乗るよりも、
よっぽど近未来的な最新テクノロジーを体感できます!
最後に最大の観光名所の一つPier 39 Fisherman's Warfを訪問し、
有名なクラムチャウダーを食べ、充実した一日を過ごしました!
■番外編(食事・宿泊など)



スタンフォードから徒歩圏内の閑静な住宅街にある宿泊先(Airbnb)で皆で共同生活。毎日みんなで助け合いながら、宿泊先からスタンフォードまで歩いて「通学」し、さながらスタンフォードに留学したような経験です。



朝食・夕食はみんなで自炊しました。ランチはスタンフォードの食堂で学生に交じって、まさに留学生活している様な雰囲気を体験。朝・夕は体に良い食事をしてバランスも◎!(自炊で食費もセーブ!)



現地のスーパーマーケットで食材の買い出しや、パロアルトの雰囲気ある街並みを散策、街のカフェに寄ったりと、有名なスポットに行く「観光体験」よりも、リアルな「留学体験」が充実。



スタンフォードには毎日の様に「通学」し、気分はすっかりスタンフォード生!広大なキャンパスには行くべきところがたくさんあり、伝統を感じる荘厳な教会や、デザイン思考を実践的に学ぶd.school、グッズストアなど、スタンフォードを味わい尽くしました!
■参加者の感想
以下が、参加学生達の生の声です。留学の本質的な意義とは、「人生の指針を定める」「その方向に向かって一歩を歩みだす」ことにあると考えております。その留学の本質的な価値を、それぞれ感じて頂くことができ、本当に実施して良かったと思えるプログラムでした。
【高校生・女性・Aさん】
スタンフォード大学での日々は、さまざまな価値観に触れ、自分の感情や思考を言葉にする力を高めてくれました。幅広い学問に出会い、自分の進路選択にも変化が生まれ、視野が大きく広がりました。スタンフォードで過ごした時間は、自分を知り、未来を描く大きな一歩となりました。
【大学生・男性・Tさん】
スタンフォード大学での学びは、自分の内面と向き合う深い対話の連続でした。講義や対話、施設訪問などを通じて、思考や視野が大きく広がり、英語への挑戦も重ねながら新たな自分を見つけることができました。日本では得がたいこの経験は、今後の行動や選択に確かな影響を与えています。何より、スタンフォードでの出会いと空気が、自分を前に進めてくれました。
【大学生・女性・Mさん】
このツアーで最も印象深かったのは、スタンフォード大学での「タッチーフィーリー」などの授業を通じて、自分の内面と改めて向き合えたことです。以前体験した内容を再び深掘りし、自分の言葉で整理し直すことができました。英語で学びに挑戦し続けた1週間は、自分にとって大きな成長の機会でした。スタンフォードの場があったからこそ得られた学びだと思っています。
【高校生・女性・Eさん】
スタンフォードでの経験を通して、英語がうまく話せなくても、誰も否定せず、真剣に受け止めてくれる温かさに触れました。この肯定される空間で、自分らしさを認められる喜びを知り、「ありのままで生きられる場所をつくりたい」という夢が確信に変わりました。スタンフォードの出会いが、私の人生を大きく動かしてくれました。
【大学生・女性・Sさん】
スタンフォード大学での体験は、専門分野に真剣に取り組む方々との対話を通じて、自分自身の在り方を深く考えるきっかけになりました。英語での挑戦も重ねる中で、自分の軸や想いを言語化し、これからの進路を見つめ直す大切な時間となりました。スタンフォードでの出会いと学びは、一生の財産です。
【大学生・男性・Hさん】
スタンフォードで活躍する方々との出会いを通して、自分のビジョンやミッションを深く見つめ直す機会となりました。英語での対話に挑戦したことで、海外大学院という選択肢も現実味を帯び、自分の将来像が広がりました。スタンフォードの学びは、人生を考え直す大きな転機でした。
■まとめ
この一週間、学生達に一貫して問い続けたのは「What matters most to you and why?(あなたの人生のテーマは何か?それはなぜか?)。あなたはこの質問に答えられますか?大人でも聞かれたら答えに窮してしまうのではないでしょうか?
この質問は、実は、スタンフォード・ビジネススクールの入試エッセイで問われる質問です。これを様々なワークショップを通じて言語化し、実際に人生のテーマに基づいて挑戦しているシリコンバレー・スタンフォードの大人たちの話を聞き、自分なりの挑戦を実施して自信を得て、この質問に答えようとする一週間でした。
みんな、初日とは全く違う顔つきになって帰国しました。「新しい自分に変わった」のではなく、「本来の自分に戻った」のだと思います。みんな、誰かから答えをもらった訳ではありません。様々な学び・体験・気づきを得て、答えは自分の中にあるということを、頭だけでなく、心と体で実感・体感しました。学生にとって、後から振り返った時に、「人生のターニングポイント(転機)になった」と思えるような経験だったのではないかと思っています。
私たち自身にとって、スタンフォード留学は人生で最も充実した経験であったと共に、その経験によって人生が変わりました。しかし、現実的には、英語面や経済面など様々な観点から、実際にスタンフォードに留学できる人の数は限られています。私たちは、スタンフォードに実際に留学したのと同じくらい価値のある留学体験を、より多くの学生に提供したいと思い、このプログラムを企画致しました。今回の旅を通じて、私たちとしても、このプログラムの価値に確信を持つことが出来ました。ぜひ、一人でも多くの学生・大人にこの体験をして頂きたいと、強く思っています。