「人生の転機」

「人生の転機」とは、人生の流れや方向が大きく変わる出来事や瞬間のことを指します。人間誰しも、忘れられない「人生の転機」があるはずです。

私(玉巻)は、15年間銀行に勤めた後、退職し、スタンフォードGSB("Graduate School of Business"=経営大学院)に留学し、卒業後に共同創業者の石川君と共にD-COMPASSを起業しました。やはりスタンフォードへの留学が人生の転機になったのか?

スタンフォードに留学したことで人生の流れが大きく変わったことは間違いありません。しかし、私にとっての最大の転機は、退職したこと、留学したこと、起業したことよりも、スタンフォードGSBのエッセイ・クエスチョン「What Matters Most to You and Why?(あなたの人生において最も大切なことは何か?それはなぜか?)」に出会ったことです。この質問が、私の人生を大きく変えました。

以前は、全力で挑戦したことがないことがコンプレックスでした。「本当にこのままでいいのだろうか?」「自分の本当にやりたいことは何なのか?」思えば、中学生・高校生の頃から悩んでいました。このエッセイに向き合うことで、初めて自分なりに納得する答えを出すことが出来ました。

スタンフォードで出会った世界で活躍する人たちは、ある種の使命感みたいなものを持ち、自分の道に挑戦し続けていました。その根底にあるのは、それぞれの自分なりの人生観です。

それはそうだろう、と当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、皆さんはどうでしょうか?年齢に関わらず、当時の私と同じような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?この本質的な問いが重要であることは誰しもが分かっている一方、答えることの難しさも感じているでしょう。

人生に迷う人が自分の道を見い出せるようになる、挑戦できなかった人が挑戦できるようになる、そのような「人生の転機」になる機会を提供したいと思い、D-COMPASSを創業しました。一人でも多くの方が人生の目的・テーマを見い出し、挑戦すれば、日本全体が明るい方向に向かうと信じています。