Think Opposite #1:結果と人格
リーダーならリーダーらしく振舞え、部長なら部長らしく、キャプテンならキャプテンらしく、この様に言われることが多いように思います。つまり、そのポジションなり、結果に伴う称号なりに相応しい人格を身につけなさいよ、「ポジションや結果が先・後から人格」ですよ、と。もっと身近な例であれば、先生は先生らしく振舞うべき、親は親らしく振舞うべき、兄は兄らしく振舞うべき、というのも、この考え方に近い部分があるでしょう。
"Champions behave like champions before they are champions."
これは、Bill Walsh(William Ernest Walsh :1931年11月30日 - 2007年7月30日)の言葉です。彼は、アメリカンフットボールのコーチで、サンフランシスコ 49ers(フォーティナイナーズ)とスタンフォード大学でヘッドコーチを務めた人です。
フォーティナイナーズでは、6回の地区優勝、3回のNFCチャンピオンシップ、そして3度のスーパーボウル制覇(1981年、1984年、1988年)を達成。1981年と1984年にはNFL年間最優秀コーチ賞を受賞し、その卓越した指導力が評価されました。1993年にはプロフットボール殿堂入りを果たしており、NFL史上最高のコーチの一人と広く認識されています。
そのBillは、優勝するチームは優勝する前から優勝者のように振舞う、と言っています。つまり、「人格が先、結果は後」だと。
こんな風になりたい・こんな人になりたい、と思っても、ついつい自分で、実績・結果・実力がないと否定しまいがちです。例えば、自分はキャプテンらしい性格ではないからキャプテンになるべきではない、結果が出せていないからキャプテンに相応しくない。
もし現状に満足出来ていない・燻っているとしたら、それは望む様な実績・結果・実力がないからでしょうか?それとも、満足出来ていない人・燻っている人のように振舞ってしまっているからでしょうか?
実績・結果・実力がない時こそ、実績・結果・実力がある人らしく振舞う、実績・結果・実力がある人はどのように話すか・動くか・考えるかを意識することが大切なのかもしれません。
Think opposite!!