「ハロウィン」"Fake or Face ?"

皆さん、ハロウィンは楽しまれましたか?
ハロウィンって不思議なイベントですよね。わざわざ怖いことをして楽しむという。日本ではどちらかというと仮装して非日常を楽しむという感覚が強いのかなと思いますが、アメリカでは結構リアルに「怖さ」を追求して楽しんでる感じがあります。

シリコンバレーでは、毎年、スティーブ・ジョブス邸でハロウィンイベントが開催されていて、ちょっとした名所になっています。元Yahoo! CEOでGoogle元副社長のマリッサ・メイヤー氏の自宅も名所の一つです。以下、スティーブ・ジョブス邸のハロウィンの様子。かなり気合入ってます。


アメリカでは、ご存知の通り、子供達は、仮装して近所の家を訪ねて、お菓子をもらいに周ります。ジョブス邸ほどではないものの、一般家庭でも結構凝っている家庭もあり、子供達が怖がりながらも勇気を振り絞ってお菓子を取りにいく様子は、微笑ましいものです(以下は近所の家)。


小さな子供でなくても「怖い」と思うことはありますよね。起業・留学するのが怖い!受験・挑戦に失敗するのが怖い!恐怖は、どの様にしたら克服できるでしょうか?最初は「こわい~!」と言っていたのに、いつの間にか怖さを忘れてお菓子にまっしぐらになっていた子供達を見ていて、ヒントがあったように思います。

一つのアプローチは、"Fake it until you make it."。成功するまで成功者のように振舞え、成功者のように振舞っていることが成功に繋がる、という文脈で使われることが多いと思いますが、恐怖の克服にも有効かもしれません。本当はちょっと恐いけど、恐くないフリをして気丈に振舞っていたら大丈夫だった、という経験を積み重ねて、怖さが薄れて行く。

もう一つは、"Face it unitl you make it. "。ハロウィンのお化けも、恐いけどよく見たら本物のお化けじゃない・ただの飾りだ、ということに気づき、恐れる必要はない・自分で恐怖を大きくしていた、ということに気づきます。それに気付けば、恐くないフリをする必要も無くなる。

シリコンバレーの起業家たちを見て、なんでこんなに次々と無謀に見えるようなチャレンジが出来るんだろうか、と思うかもしれません。彼らは、恐怖を感じないのではなく、むしろリスクには敏感と言えるでしょう。リスクから目を背けず、リスクを真正面から捉えて、取り得る最善の策を取っています。

大人も、恐怖に向き合う必要があるのかもしれません。何かにチャレンジする際のリスク、それが現実化したら本当にどれくらい危険なのか・傷つくのか、回避する方法・軽減する方法はないのか、よ~く見れば、リスクは思っていたよりも小さいかもしれません(守ろうとしていたのは自分の小さなプライド!?)。チャレンジには恐怖が付き物です。逆に言えば、恐怖を感じないのであれば、それはチャレンジではないのかもしれません。あなたはどちらを選びますか?Fake or Face?