Think Opposite #3: 証拠 vs 可能性

Airbnbの共同創業者であり
最高経営責任者である
Brian Cheskyのインタビュー動画が
出ていました。

その中で、Brianは、
父親は自分のことを
優秀だとか、才能があると
ほめたことは一度も無かった
と言っています。

唯一ほめてくれたのは、
努力した時、ベストを尽くした時だったと。

その話の流れで、UCLAの名コーチ
ジョン・ロバート・ウッデンの話に
触れています。

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の
バスケットボールチームを
7連覇を含む10度の全米制覇に導き、
「ウェストウッドの魔術師」と言われた
スポーツ史上最も偉大なコーチの一人だそうです。

そのコーチは、成功の秘密は?と聞かれ
「選手に自分のベストを尽くすように言うことです」
と答えたそうです。
あまりに当たり前の答えに、質問者が、
「でも負けるコーチも同じことを言いますよね?」
というツッコんだところ
「ベストとは、その選手が自分で思っているベストではなく
 私が選手に見出す、その選手の想像を超えるベストです」
と答えたそうです。

Brian Cheskyも、従業員に対して、
常に本人が感じている以上の可能性を信じ、
接するように意識しているようです。

私たちは、通常、証拠があることを信じます。
証拠があるのが先で、信じる(信念)が後。
逆に、証拠や証明がないと疑う。

しかし、証拠があるなら
それは「信じる対象」ではなく、
すでに「自明なこと」「事実」です。

証明済みの当たり前を「信じる」とは言わず、
証拠がないのに、証明されていないのに、
そうだと思うことを「信じる」
というのではないでしょうか。

Brian最高経営責任者やウッデン・コーチは、
まだ本人する見たことがない、感じたことがない
可能性を信じて接してきた。

本人も見たことがないので、
「証拠はない」「証明されていない」はずです。

可能性を信じたから、結果が生まれた。
信じるが先、結果・証拠は後。

根拠のない自信が根拠を生むかも!?

Think opposite!!

ご参考:Brian Cheskyのインタビュー動画
The Secret Art of Micromanagement with Airbnb CEO Brian Chesky | A Bit of Optimism Podcast - YouTube