Imago
Imago(イマーゴ)は、英語で「成虫」という意味です。
Image(イメージ)の語源はラテン語のImagoで、
像とか似姿という意味があるそうです。
そのImagoが「成虫」という意味で使われるのは、
昆虫が幼虫の段階を経て、
いわばその仮面や変装を脱ぎ捨て、
自らの種の「真の姿・像」となることに由来する
そうです。
イモムシがチョウ(成虫)に姿を変えることを
「変態(metamorphosis)」と言います。
変態する際には、Imaginal Cell/Disk(成虫細胞/原基)
というものが鍵になっていて、
Imaginal Cell/Diskが成虫の体に育つようです。
自分の事をイモムシだと信じて疑わない他の細胞からすれば、
自分をチョウだと信じるImaginal Cellsは、
異物、頭のおかしいやつ、変態だと感じるでしょう。
イモムシ細胞は、Imaginal Cellに向かって、親切心から、
「俺たちはイモムシなんだよ!チョウになれるなんて空想(Imagination)だ!」
と必死に諦めさせようとするかもしれません(笑)。
本当にそうなら証拠・実績を見せろ、というイモムシ細胞に向かって、
Imaginal Cellは、おれはチョウになれるんだ!と叫び続け、
自分を信じて必死に日々挑戦しているかもしれません。
変態的なImaginal Cellが変態(metamorphosis)を導く。
シリコンバレーには、革新的な考えを持ち、
なぜか自分が世界を変えられると信じる
「変態さん」がたくさんいて、
世界の「変革」をリードして来ました。
夢や志を持ち積極的に挑戦する学生に出会うことがあります。
そんな彼らは、友達からちょっと浮いてしまったり、
学校が居心地よくなかったり、学校に行きずらくなっていることがあります。
一般的な学生からすれば、「変なやつ」
と見られてしまうのかもしれません。
しかし、高い理想をイメージして挑戦するちょっと変わった人こそ、
日本や世界をちょっと変える人なのかもしれません。