Think Opposite #2:正しさと優しさ

意見が対立することがあります。
そんな時、正しさと優しさ、どちらを優先しますか?

ついつい自分の正しさを主張してしまいがちではないでしょうか?

私は完全にそうです!正論をぶつけて論破したものの、
関係がより悪化してしまうことがよくあります。

一方で、気持ちに寄り添うだけでも、建設的とは言えないかもしれません。

特にビジネスの世界に長くいると、
どうしても「正しさ」を優先しがちです。

競争社会においては、「優しさ」が仇となる可能性もありますが、
一方で「正しい」アプローチはより確実に結果・利益に繋がるので、
合理的な選択だと言えます。

しかし、企業においても、利益に直結する「正しさ」よりも、
より長期的な視点で「優しさ」を重視する傾向が強まってきました。

「顧客、従業員、取引先、環境、地域社会、教育、次世代」

利益第一主義のもとでこれらが蔑ろにされ、
疲弊しきってしまったことへの反動かもしれませんが、
必ずしも目の前の利益に直結しないこれらに対する「優しさ」に、
企業も取り組むようになりました。

とはいえ利益も出さなくてはいけません。
しかし、そういう優しさが無ければ、選んでもらえず、
利益が生み出せなくなってきているとも言えます。

人間関係においても、ビジネスにおいても、
"Be kind first, be right later."
この考え方、遠回りのように見えて近道なのかもしれません。

Think opposite!!